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ゴルフ 初心者 正しいクラブの持ち方

作成日:令和6年4月26日

ゴルフ 初心者 正しいクラブの持ち方 イメージ図

ゴルフのスコアを伸ばすためには、いろいろなコツやテクニックがありますが、最初にしっかり学んでほしいのが「正しいクラブの持ち方」です。
グリップの握り方、その手順と、正しくできているかをチェックするポイントをご紹介します。

1.  「正しいクラブの持ち方」とは? イメージ図

1. 「正しいクラブの持ち方」とは?

クラブを構えるとき、「なんとなく」グリップを握っていませんか?
実は、グリップの握り方はスイングの良し悪しやボールの飛び方、つまり球筋にも大きく影響します。

正しいクラブの持ち方ができていれば、思った通りの方向と飛距離の球を打てる確率が上がり、スコアアップも期待できます。一方、持ち方が間違っていたら、なかなか球筋は定まりません。

正しい持ち方を身につけることは、ショットを安定させるために不可欠で、上達への近道でもあるのです。

2. 主なクラブの持ち方は3種類

グリップはクラブ上部の握る部分の名称でもありますが、クラブの持ち方を指す場合もあります。後者のグリップには、いくつか種類があります。

最も一般的なのは、左手の人差し指と中指の間に右手の小指を乗せる「オーバーラッピンググリップ」です。両手の一体感が生まれる握り方です。
左手の人差し指と中指の間に右手小指を差し込んで、絡めるようにして握る「インターロッキンググリップ」は、両手の一体感がさらに増します。

オーバーラッピンググリップ イメージ図 オーバーラッピンググリップは、左手はしっかりクラブを握っている反面、右手は小指がクラブに触れていないため、左手手動のスイングがしやすく、ボールが右へ曲がってしまう「スライス」が起こりにくい点がメリットです。

インターロッキンググリップ イメージ図

インターロッキンググリップは右小指を左手に絡めている分、右手の力も加わりやすく、右手主導のスイングがしやすくなります。その結果、腕を回旋させて手を返すアームローテーションが自然とできて、しっかり球を捉えやすくなります。

ベースボールグリップ イメージ図

野球のバットを振るときのように10本の指でしっかり握る「ベースボールグリップ」は、左右の手の一体感は低いものの、両手でしっかり握れるため力が入りやすく、非力な人に向いています。飛距離も出やすいですが、反面、力みやすいというデメリットもあるため、そうならないよう注意が必要です。

どのグリップもメリット・デメリットがあり、どれがベストということはありません。実際に試してみて、自分に合っていると感じるものを選んでください。

3. 左手のポジション3パターン

主なグリップの仕方を3種類ご紹介しましたが、左手の握り方による分類も、3つのバリエーションがあります。

スクエアグリップ イメージ図

最も標準的なのが、スクエアグリップ。クラブの中心線にはメーカーのロゴが印刷されていますが、そのラインより少し右に左手の親指がくるように持ちます。見下ろしたとき、中指つけ根のコブが見えるのが目安です。

ウィークグリップ イメージ図

ウィークグリップは、親指を中心線上にセットする握り方です。スイングしたとき、ボールをヒットするフェース面が開きやすい特徴があります。左方向へ球が行きやすい人にはこの握り方がおすすめです。

ストロンググリップ イメージ図

ストロンググリップは、スクエアグリップよりさらに右へ親指を置きます。薬指つけ根のコブが見えるくらいの位置です。ウィークグリップとは逆に、フェース面が閉じるため、想定より右方向へ飛びやすい場合は試してみると良いかもしれません。

4. クラブを握る手順

まずは、フェース面が水平になるようにクラブヘッドを地面に置きます。
するとクラブのシャフトが地面に対して斜めになりますが、この角度を「ライ角」と言います。正しく美しいスイングをするためには、適正なライ角を保って構えることが大切です。

グリップ部分に高さが合うよう軽く前傾し、力を抜いて左腕をだらりと垂らした状態で、左手から握ります。手首を捻って向きを変えたりはせず、自然に下ろした手の中にクラブをそっと収めるイメージで握ってください。

クラブの上端から指2本分くらい下に小指の付け根を置いたら、人差し指の第1関節あたりにかけてグリップが接するように握ります。小指と薬指、中指でしっかり握り、人差し指は軽く添えるくらいのイメージで力みすぎないよう注意しましょう。

左手の位置が決まったら、右親指の付け根にあるふくらみ・母指球が左親指に沿うように、右手もセットします。中指と薬指の第2関節がクラブに触れていればOK。第1関節より手のひら側が当たっている場合、力が入りすぎているか手首の角度が適切ではない可能性があります。

5. 正しく握れている?グリップのチェックポイント

正しい握り方ができているか、チェックポイントはいくつかあります。

まずは、左手の親指が正面から見えていないか。
母指球を左親指に添えて包み込むように握るのが正解のため、きちんと握れていれば、左手の親指は見えないはずです。もし指の先が見えているようなら、右手の位置が上に寄りすぎています。逆に付け根近くが見えていれば、右手が下がりすぎていると言えます。
左右の手が正しい位置にないと、スイングの安定感が損なわれる恐れがあります。

右手の親指と人差し指は、すき間なく、くっついているのが正しい形です。
離れていたり、親指が人差し指より下方に伸びる「ロングサム」になっていたりすると、スイングが不安定になったり、バックスイングで手首を曲げてヘッドスピードを上げる「コック」ができにくくなったりします。しっかりボールに力を伝えきれないため、飛距離が出ない、ボールが飛ぶ方向をコントロールできないなどの問題につながります。

誤ったグリップは、体に負担がかかったり、球筋が安定せずスコアを落としてしまったりと弊害だらけです。感覚に頼らず、正しいグリップを身につけて無駄のない美しいスイングでスコアアップを目指しましょう。

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